岡崎市西部地域交流センター(やはぎかん)で17日、初開催となる「やはぎマーブルタウン」が始まった。小学生が子どもだけの国「やはぎ王国」で働き、疑似貨幣「マーブル」を稼いで商品を買ったり映画を楽しんだりできる。この日は開場前から約100人の子どもたちが列を作った。(横田沙貴)
役場で住民登録をした子どもたちはまずハローワークへ。求人票で好きな仕事を探して就職。大人向け観光ツアーを行う観光局や王国内を清潔に保つ清掃局、看板や国旗などを作る看板屋など、さまざまな仕事を10分単位でこなし、給料を受け取った。
保護者はやはぎ王国に入れないが、大人向け観光ツアーで子どもたちの活躍を見ることができる。会場の様子は中継され、会場と別室のモニターで楽しめるようになっている。
お金をためて自分の店を出す子も。持ってきた手作りおもちゃ、アクセサリー、雑貨など商品を並べた。中には1カ月前から商品を準備した子もいた。
矢作北小6年の服部楓香さんは、妹で4年の陽香さんと雑貨を販売。やはぎマーブルタウンの前身になった「おかざきマーブルタウン」に参加した経験を生かし、人気のあったリースをたくさん用意。また休憩中に使う「お休み中」の看板を作った。「前回よりも多く商品を売りたい」と意気込んでいた。
この日の午後には国王を決める選挙も行われた。きょう18日まで。入場料は300円。午前10時〜午後4時30分。