岡崎の夏の風物詩「岡崎観光夏まつり第65回花火大会」がきょう3日、殿橋下流の乙川と矢作川の河畔で開かれる。夜空には伝統の三河花火が約2万発打ち上げられ、乙川右岸の桟敷席や市内各所のビュースポットに集まった人たちを魅了する。荒天時は翌4日に順延。(竹内雅紀)
花火大会の開催を告げる八号玉が午前9時に矢作川左岸で5発。午後6時50分のオープニングまでに八号玉20発、四号玉90発が上がり、機運を盛り上げる。内田康宏市長のあいさつ後には大仕掛け花火や破裂音が響く笛雷スターマイン、四号玉100発、水上スターマインが続く。
そのほか、音楽に合わせて打ち上がるメロディースターマインは午後7時33分と8時42分。7時37分からは岡崎花火組合加盟5社によるスターマインが競演する。人気の水上花火「金魚花火」は7時50分、銀色の火の粉が大きな滝のように見える「銀滝」は8時22分から、一直線に並べられた大筒から火柱が噴き上がる「大のし」は8時33分から。
8時54分からは水上百花園、地割、ジャンボスターマインと続き、大スターマインで締めくくる。仕掛け花火では「オカザえもん」をデザインしたものも登場するという。
午後7時〜8時49分は菅生神社奉納花火もあり、菅生神社前の乙川に浮かべた2隻の鉾船から手筒花火や乱玉が上がり、金魚花火が披露される。
市観光課によると、昨年は46万人が見物した。岡崎公園駐車場や観光バス駐車場(午後3時〜)、岡崎中央総合公園がビュースポットとして開放される。花火の情報は専用ダイヤル(0180―99―1133)へ。