東海愛知新聞バックナンバー

 7月3日【水】

岡崎の中川大輔さん金メダル

知的障害者陸上世界選手権 得意の5000メートルで

岡崎市小針町在住の会社員中川大輔さん(22)が6月にチェコ・プラハ市で開かれた国際知的障害者スポーツ連盟(INAS)の陸上世界選手権男子5000メートルで優勝した。2日に市役所を訪れ、内田康宏市長に快挙を報告した。(竹内雅紀)

■次の目標リオ・パラリンピック

中川さんは1500メートルと5000メートルに出場。1500メートルは4分5秒54の自己ベストで8位入賞を果たした。得意の5000メートルでは自己の持つ日本記録(15分16秒68)には及ばなかったが、15分27秒77で優勝。この種目は日本人が3位までを独占した。中川さんは2年前にイタリアで開かれた国際大会でも5000メートルで優勝している。

中川さんの目標は3年後のリオデジャネイロパラリンピックへの出場。しかし、得意の5000メートルが種目になく、1500メートルでの出場を狙っている。「1500メートルはベストを出したが、まだまだメダルには届かない。練習をして金メダルが取れるように頑張りたい」と誓った。

中川さんは5月27日の出場報告の際、金メダル獲得を宣言していたとあって内田市長は、「有言実行は素晴らしい。プロ選手や政治家でもなかなかできないこと。パラリンピックでの金メダルを期待しています」と激励した。