岡崎市は1日、市民会館で市制施行97周年記念式を開き、市の発展に尽力した功労・功績者69人と2団体を表彰した。また、ゆかりのまち提携30周年を記念して、災害時相互応援協定も締結された。(竹内雅紀)
就任後初めての市制記念式となる内田康宏市長は、式辞で「市政のかじ取りを任された責任の重さに、改めて身の引き締まる思いだ。就任以来岡崎に生まれたことを誇りに思える『次の新しい岡崎』の実現に向けてさまざまな事業に取り組んできた」と述べ、4月に開校した翔南中学校や岡崎活性化本部などを紹介した。
岡崎独自の歴史文化遺産を生かした観光産業の育成についても触れ、8月から始まるあいちトリエンナーレ2013や2年後に控える徳川家康公顕彰400年記念事業、ツインブリッジ構想などを例に挙げた。「市政運営に当たっては対話と信頼の姿勢で市民生活向上のため全身全霊を懸けたい」と力強く誓った。
応援協定締結では、内田市長が神奈川県茅ヶ崎市、長野県佐久市、岐阜県関ケ原町の首長らに協定書を手渡した。式ではこのほか、羽根小児童による誓いの言葉、矢作中合唱部の歌声が披露された。
岡崎市は大正5(1916)年7月1日に県内3番目、全国67番目に市制を施行。3年後の平成28年に100周年を迎える。