岡崎市藤川地区の都市再生整備計画がこのほど、第8回まち交大賞(まちづくり情報交流協議会、都市みらい推進機構主催)の「まちづくりシナリオ賞」に選ばれた。県内での受賞は平成22年度の半田市以来、2例目。(竹内雅紀)
まち交大賞は、都市再生整備計画に基づいたまちづくりにおいて、計画や事業実施などの点で優れた取り組みの地区を表彰するもので、今回は28自治体が応募した。事業が完了した「完了地区」と継続中の「計画地区」の2部門に分けられ、今年度末までの計画がある藤川地区は後者。シナリオ賞は優秀賞に該当する。
藤川まちづくり協議会を中心とする歴史や文化を生かしたまちづくり活動と、市が手掛けた地域交流センター(むらさきかん)や道の駅藤川宿の整備を組み合わせた取り組みが評価された。
同地区の整備事業は18年度に始まり、むらさきかんや道の駅新設のほか、名鉄名古屋本線の踏切統廃合、十王川改修などを実施してきた。最終年度の今年度は藤川宿本陣跡広場の整備や「東海道」の案内サイン設置を行う。8年間の総事業費は約36億円。