岡崎市議会は3日に開いた議会運営委員会で、風しん予防接種費補助金2,350万円を計上した一般会計補正予算案を6日の6月定例会本会議に追加上程することを決めた。
愛知県が実施する風しんワクチン接種緊急促進事業に基づいたもので、妊娠を希望している女性とその夫に対して予防接種費を助成する。
対象ワクチンは、風しんワクチンか麻しん風しん混合ワクチンのどちらか1回で、助成上限は5,000円。
接種費約5,000円の風しんワクチンは品薄状態が続いており、接種費約1万円の麻しん風しん混合ワクチンの場合は半額が補助される計算になる。
医療機関で6月以降にワクチンを接種し、7月1日から来年3月31日までに申請書と領収書の原本を保健所に提出すれば助成の恩恵を受けられる。2,350万円の内訳は、県負担(県支出金)と市費がそれぞれ1,175万円ずつ。
風しんは今年に入って全国的に広がっている。市生活衛生課によると、市内の風しん患者は1〜5月で13人。昨年1年間(5人)の2倍以上になっている。(竹内雅紀)