東海愛知新聞バックナンバー

 5月19日【日】
岡崎市藤川地区で

むらさき麦まつり

観賞ツアーや商品販売

岡崎市藤川地区で栽培されているむらさき麦が見頃を迎えた18日、市東部地域交流センター(むらさきかん)などで恒例の「藤川宿むらさき麦まつり」が開かれた。10回目となるまつりは、麦の観賞ツアーや関連商品販売、ステージイベントなどで盛り上がった。(竹内雅紀)

同地区のむらさき麦は、江戸時代の俳人・松尾芭蕉の「爰(ここ)も三河 むらさき麦の かきつはた」の句で知られている。毎年5月中旬ごろに茎から穂までが紫色に色付き、現在はちょうど見頃。6月上旬まで楽しめる。藤川小学校前や藤川宿資料館、東棒鼻、国道1号沿い(道の駅藤川宿の対面)で観賞できる。

まつりのメーン会場となったむらさきかん前では、オープンニングセレモニーが行われ、藤川小児童の和太鼓演奏やグレート家康公「葵」武将隊の演武が披露された。

このほか、うどんやおにぎり、まんじゅう、クッキー、たこ焼き、パンなど、むらさき麦を使った商品の販売や穂のプレゼントなどがあり、人だかりができた。館内では、昔の藤川地区の写真や藤川宿の浮世絵の展示もあった。

■まち歩きスタンプラリー 児童のガイドも

全長2.5キロの旧東海道を巡る「藤川宿まち歩きスタンプラリー」では、各ポイントに藤川小6年生が待機し、訪れた人たちにその場所についての詳しい解説を行ってもてなした。