東海愛知新聞バックナンバー

 5月18日【土】

岡崎市南中がベルマーク収集300万点

財団から表彰

岡崎市南中学校がこのほど、ベルマーク収集累計数が300万点に到達し、ベルマーク教育助成財団から表彰された。生徒が中心となって収集したベルマークを財団に送付し始めたのが昭和39(1964)年1月。約50年間の地道な活動が評価され、学校関係者は「とても光栄なことで誇らしい」と喜んでいる。(竹内雅紀)

■コツコツ50年

同校では各学級から2人ずつ選出されるベルマーク委員会が全校への呼び掛け、収集分の仕分けなどを行っている。委員会開催は毎月1回で、約50分間黙々と集計作業などに取り組んでいる。

同校は過大解消のため今年4月に翔南中と分離。離れ離れになっても両校で同じ物を使おうと、ベルマーク収集による黒板ふきクリーナーの購入への活動を2年前から本格的に始めた。年賀状印刷に使うプリンターのインクカートリッジに付いたベルマークは高得点(1枚5点)のため、委員会では冬休み前後に呼び掛けを集中的に行った。

平成23年からの2年間で15万6111点が集まり、クリーナーを12台購入。3月19日の分離式では先に届いた6台を3台ずつに分けた。同校では現在、各学年で1台ずつ使用できるように廊下に設置。新品のクリーナーは人気だという。残り3台は来月届く予定。

ベルマーク委員長の酒井来征君(3年)は「300万点はすごい数字。50年の歴史を感じます。今後の目標は全17学級に1台ずつクリーナーを置くことです」と喜びをかみしめていた。