職場で創意工夫をし、科学技術振興の基礎づくりに貢献した人に贈られる文部科学大臣表彰「平成25年度創意工夫功労者賞」に岡崎市から10人が選ばれた。そのうち、鴨田町の輸送用機械器製造業「フレックスキャンパス」に勤務する女性4人がこのほど、岡崎市役所を訪れ、内田康宏市長に受賞報告をした。(竹内雅紀)
市役所を訪れたのは、河野久美子さん(36)、高瀬美代子さん(38)、中野直子さん(48)、渡辺淑華さん(48)。4人は同じ部署にいるが、それぞれ業務改善や作業効率を上げるアイデアが採用された。
アイデアは、ケーブル配線の保護部品のはめ込みやワンタッチシート固定板、製品箱の掃除ロスを低減する台車、検査作業のスピードアップ。同社では毎月1人3、4件は時間短縮や作業効率向上のためのアイデアを出すという。
受賞した4人は「びっくりしています。評価されてうれしい」と話し、内田市長は「問題意識を常に持って取り組んでいることは素晴らしい」とたたえた。
同賞は全国で994人が受賞。県内受賞者327人には19日、刈谷市で表彰状が伝達された。河野さんら4人を除く市内の受賞者は次の皆さん。