東海愛知新聞バックナンバー

 3月19日【火】
岡崎保護区更生保護女性会

奨励賞を初めて受賞

中部地方で唯一

岡崎保護区更生保護女性会がこのほど、法務省が推薦する日立みらい財団の平成24年度更生保護奨励賞を受賞した。同賞は更生保護活動の功績が顕著だった女性会などに贈られるもので、同会を含めて全国で8団体が受賞。中部地方では今回唯一、市内の団体では初めての受賞となった。(竹内雅紀)

■発足して38年 県内最多の会員

昭和50(1975)年に発足した同会の会員は現在780人で県内最多。世の中から犯罪をなくし、ぬくもりのある社会づくりを目指して、更生保護活動や福祉支援などを行っている。

具体的には年に3回の会報発行や学区ごとのミニ集会、更生保護施設への生け花奉仕、薬物乱用防止活動、赤い羽根街頭募金活動への協力、刑務所参観研修など。また、会員間の交流を深めるために2月に親睦会を開いている。

■「これからも活動に励む」

18日には柵木光枝会長(83)と鈴木登志子副会長(73)が市役所を訪問し、内田康宏市長に受賞を報告した。

柵木会長は「会員の皆さんに感謝しています。気持ち良く支援活動に協力してくださったおかげで、立派な賞を受けることができました。認めてもらえたことはうれしい。これからも誇りを持ってボランティア活動に励みたい」と話した。

内田市長は「長年の活動、ご苦労さまです。皆様の役割は大変重要。温かい心で1年でも長く続けてください」と労をねぎらった。