岡崎市内の全公立小学校への防災備蓄倉庫の設置と備蓄品の配備が完了した。
防災備蓄倉庫は、災害の被災者に素早く物資を届けるために避難所となっている学校に設置されるもので、市は平成16年度に設置を始めた。24年度は額田地区の5校に設置し、全47校が出そろった。
ほかには、市役所や市体育館、市民センターなど14カ所と22年3月に閉校した鳥川、大雨河、千万町の3小学校の空き教室も防災備蓄倉庫として使用しており、市内では計64カ所。
倉庫内には1日分の食糧(乾パン、飲料水など)、テントや発電機などの資機材、非常用簡易トイレや毛布などの生活用品が入っている。倉庫の鍵は市防災危機管理課や学校、避難所運営担当者、学区防災防犯協会長らが所持している。また、医療救護所設置予定の10校(連尺、城南、大門、矢作東、矢作西、矢作南、矢作北、北野、六ツ美北部、六ツ美南部)では担当医師も鍵を持っている。(竹内雅紀)