東海愛知新聞バックナンバー

 2月21日【木】

道の駅「藤川宿」 利用者47万人

開駅2カ月 予想を大幅に上回る
物品売り上げは1億5千万円余

岡崎市藤川町の国道1号沿いに昨年12月9日にオープンした道の駅「藤川宿」の利用者が2カ月間で47万人だったことが20日、国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所の発表で分かった。年末年始や“開駅特需”によって、同市が見込んだ年間利用者数の半数を既に上回る好調ぶり。

市農務課によると、昨年12月9日〜今年2月8日の利用者は47万3,000人。そのうち、産直コーナーやコンビニ、軽食、屋台で買い物した人は18万9,000人で、総売り上げは1億5,577万4,000円だった。平日は1日平均4,000〜6,000人、休日は8,000〜1万人が利用していることになる。

同事務所が2月3、5日に調査した結果では、利用者の多くは西三河地方在住で、休日の昼前後は約200台分の駐車場が満車状態。利用目的は買い物、トイレ、休憩、食事の順で多く、疲労感の軽減につながっている。また藤川宿の利点として、国道1号沿いの休憩施設、店舗併設の利便性、地域の活性化などの声があった。

市では当初、国道1号の交通量や立ち寄り率を基に年間80万人の利用を予想。既に47万人を超えていることから「予想以上の順調なスタート」と驚いている。(竹内雅紀)