東海愛知新聞バックナンバー

 2月8日【金】
岡崎市

特別支援4校を災害時の福祉避難所に指定

岡崎市は7日、大規模災害時に高齢者や障害者が避難する二次避難所として、市内の県立特別支援学校4校を福祉避難所に指定する協定を結んだ。市指定の福祉避難所はこれで42施設(1,432人収容可)になった。(竹内雅紀)

4校は、岡崎盲、岡崎聾、みあい養護、岡崎養護。収容可能人数は4校合わせて450人。視覚、聴覚、知的、身体の4障害の学校が一括して福祉避難所協定を結んだのは県内初という。福祉避難所は、避難生活が長引き、一次避難所での生活が困難だったり、特別な配慮が必要だったりする人の面倒を見る施設という位置付け。

協定締結式に参加したみあい養護学校の河合千丈校長は「前向きで一歩進んだ協定。お年寄りや障害者などの要援護者は自助が難しいので公助、共助の支援はありがたい。いっそうの防災教育の推進や防災体制の強化を図りたい」、内田康宏市長は「東日本大震災では要援護者への対応に苦労したと聞く。専門知識やスキルがある所の協力が得られるのは心強い」と述べた。