岡崎市内の伝統の技を紹介する「カルチャーフェスティバル岡崎」が26日、同市戸崎町のイオンモール岡崎で始まった。同店、おかざき匠の会、東海愛知新聞社などで組織する実行委員会が主催し、今年で12回目。会場では2月3日まで、作品展示のほか実演や芸能発表など、多彩なイベントが繰り広げられている。(大津一夫)
3階の匠の会の展示コーナーは新作発表を兼ね、むらさき麦うどん、グレート家康公「葵」武将隊をイメージした貝合わせに似た工芸品、斬新なデザインの布製のバッグとポーチなどが並ぶ。買い物客が立ち寄り、足を止めて見入っていた。
展示会場の脇では実演も披露。この日は小山矢、手織三河木綿保存会、神尾印房が手作業を実演したり、はんこ作りのワークショップが開かれたりした。
1階では、日舞やダンスなどのステージショーも開かれている。
同市明大寺町から来た女性(64)は「岡崎の職人の素晴らしい作品ばかり。多くの人に知ってもらいたいですね」と話していた。
31日からは、6流派が参加して「いけばな岡崎」展も開かれる。