岡崎市内のほとんどの小中学校で7日、3学期の始業式が行われた。連尺小学校では「今年の漢字」の発表があり、太田恭子校長からは学校の目標漢字「力」が、児童一人ひとりからも「新」「進」「勉」などの漢字が披露された。(岩月健)
底冷えのする体育館に集まった全校児童451人を前に、太田校長が「力」を発表した。ステージに用意された縦108センチ、横105センチの用紙に、白衣の袖を襷(たすき)でからげ紺の袴を着用した加藤文美教諭が、たっぷりと墨を含ませた太筆で一気に揮毫(きごう)。大型スクリーンに写された力強い文字に児童から大きな拍手が送られた。
太田校長は「力という字はパワー、エネルギーと言い換えることができます。また、学力、体力というときも使います。この1年、皆さんが大きな力を蓄えてくれることを期待しています」と説明した。
「進」を披露した6年生の内藤悠介君は「中学へ行くと新しい勉強や部活があるのでどんなことにも進んで取り組みたい」と決意を話した。
式のあとは、ステージに上がった各学年の代表1人が課題文字を席上揮毫。太田校長が作品についてワンポイントアドバイス。児童はそれぞれ教室で書き初めをした。