岡崎市の内田康宏市長は25日の定例記者会見で、3月に閉館した「太陽の城」(同市明大寺本町)の跡地活用について、新年度から調査することを明らかにした。都市型ホテルを誘致する予定で公募したが、応募者がゼロだったことから方針転換も含めて検討する。
内田市長は「個人的には残してほしいと思っていたが、前任者の時に閉館が決まった。ホテルや旅館の関係者からは『あの場所では都市型ホテルは来ない』と聞いており、危惧していた。今後どういう方向にするかは現状では決まっていない」と述べた。新年度からの調査は、都市型ホテルが可能かどうかを含めて模索するという。
また、就任から2カ月経過し「議会や衆院選などを通して、首長としての責任の重さを感じている。24日は就任後初めて丸1日休みでゆっくりできた」と心境を語った。来年については「予算確保ができるものを優先し、ツインブリッジについては多くの意見を聞いて協力を得ながら進めていきたい」と抱負を述べた。