徳川家康公の生誕470年を記念し22日、岡崎公園二の丸能楽堂で「家康公生誕祭」が開催され、雨の中600人以上が集まった。家康公の誕生日(12月26日)に先立ち、同公園を拠点に活動するグレート家康公「葵」武将隊が総出で、家康公の470回目の誕生日を祝った。(横田沙貴)
和太鼓「零〜ZERO」の祝い太鼓に合わせて武将隊が登場。演武や新口上、関ヶ原合戦でのエピソードをもとにした「葵劇場『関ヶ原、それぞれの想(おも)い』」などを行った。
「武士トーク」と称したトークコーナーでは、「平成の世に慣れすぎた武将」というくくりで武将4人が登場。軽妙なトークで、観客の笑いを誘った。
ほかにも、武将隊4人が練習中というコントを、家康の要望により急きょ披露することに。ギター演奏に合わせて、俳優やお笑い芸人、家康のモノマネを次々に見せた。会場は爆笑の渦に包まれ、家康もご満悦の表情だった。
また、武将たちから家康へ誕生日プレゼントを用意。家康は「この上なく幸せです、470年も生きたかいがありました」と来場者に向け、感謝の言葉を述べた。
最後は、会場の人たちと「堪忍をどり」を踊り、勝ち鬨(どき)を上げ、演武を締めくくった。
午後からの演武では、1日から受け付けていた「武将隊総選挙」の結果が発表された。さらに、この日限定の武将隊グッズ「うきうき生写真」、岡崎まぜめん、道の駅「藤川宿」の名物・開運御幣餅の限定販売もあった。