東海愛知新聞バックナンバー

 12月21日【金】

日本酒ファン増やそう

岡崎 柴田酒造場で初心者向け講座

岡崎市保久町の柴田酒造場で、初心者向けの「はじめての日本酒講座」が開かれている。同講座は昨年春から、同酒造場で、毎月第3木曜日に開かれている。20日は、男女10人が参加し、日本酒の種類や料理に合う日本酒の選び方を学んだほか、工場見学や利き酒も体験した。(横田沙貴)

講師は、同酒造場の柴田一乃さん(49)。柴田さんは、日本酒は発酵前の精米度合いや製造時の工程などにより「吟醸酒」「本醸造酒」などの種類に分けられることを説明。その後、生原酒を試飲。もろみの量により、酒の風味や香りが変化し、「フルーティーな香り」「コメの味が際立っているね」と驚きの声を上げた。

また、日本酒や酒粕(かす)の料理への活用法も紹介。女性の参加者に注目されていた。柴田さんは、慣れた手つきで、水で柔らかくした乾燥酒粕を湯でとき、砂糖などを混ぜて甘酒を作った。隠し味として牛乳が入っており、独特の風味が消え、「飲みやすい」と好評だった。また「おろししょうがを入れると、体の芯から温まります」と勧めた。

柴田さんは「日本酒の良さがこの講座を通じて広がるとうれしいです」と話していた。次回は1月17日午後1時30分から。申し込みは同酒造場(84―2007)へ。