岡崎市は19日、平成25年度の組織改正の概要を発表した。4年後の市制100周年に向けて、記念事業の企画などを行う「シティプロモーション班」を企画財政部企画課内に新設する。改正後は21部80課6室257班になる。(竹内雅紀)
シティプロモーション班は、記念事業の基本計画策定や事業実施への体制整備が必要とされて新設される。
昨年5月に新一般廃棄物中間処理施設(中央クリーンセンター)が稼働したことなどを受けて、環境部内の清掃部門を再編。市福祉会館にあるごみ対策課は高隆寺町のリサイクルプラザ内に移転し、リサイクル業務は新設する「資源循環促進班」に集約する。
業務が肥大化する福祉部国保年金課の資格給付班は「資格班」と「給付班」に分離。資格班には施策班を編入する。火葬場建設と墓園整備を推進するために保健部の保健総務課内には「施設整備班」を新たに設ける。
都市整備部では、水と緑・歴史と文化のまちづくり条例に基づく行政指導などを行う「土地利用班」を都市計画課に新設。また、土地区画整理組合の指導減少に伴い組合指導室を廃止し、密集市街地整備の所管として位置付けるため区画整理課は「市街地整備課」に名称が変わる。
藤川地区の整備がほぼ完了したことから東岡崎・藤川地区整備課は「拠点整備課」に名称変更。10月に就任した内田康宏市長は各鉄道駅周辺の整備を重視しており、名鉄東岡崎駅に加えて、JR岡崎駅や愛知環状鉄道中岡崎駅などにも整備範囲を広げる。市長の公約のツインブリッジ構想やリバーフロント計画も同課が中心で担当する。
市民病院は来年秋に新棟が供用開始になり、駐車場や救急棟建設、医局再編に伴う病棟改修のため事務局総務課の施設室を「施設課」に格上げして、新たに整備班を設ける。25年度内に始まる放射線治療のため医療技術局には「放射線治療準備室」を新設する。
水道局は男川浄水場更新事業推進のため工務課に「施設建設班」を設置。教育委員会事務局は総務課内の総合学習センターを学校指導課に移管する。