東海愛知新聞バックナンバー

 12月19日【水】
衆院選 師走決戦を振り返る

12区から国政へ3人 11区も2人

16日に投開票された第46回衆議院議員総選挙は自民党が圧勝した。この地域の小選挙区(愛知12・11区)では比例復活も含めて5人が当選を果たし、国政での活躍が期待される。選挙結果を基に師走決戦を振り返る。(竹内雅紀)

民主、自民、共産の既成政党に維新、未来の「第三極」が挑んだ愛知12区(岡崎・西尾市、幸田町)は、自民新人の青山周平氏(35)が激戦を制して初当選した。自民は前回、小選挙区制が導入された平成8年以降で初めて失った同区の議席奪還に成功した。得票数は9万票余。同区当選者は過去5回とも10万票超えだったが、今回初めて10万票を切った。それだけ他候補と接戦だったことを示している。

民主前職の中根康浩氏(50)は8万票台、維新新人の重徳和彦氏(41)は7万票に迫り、いずれも比例復活した。惜敗率は中根氏が89.70%で比例4議席目に滑り込み、重徳氏の惜敗率75.36%は東海4県の小選挙区に出馬した維新12候補でトップ。比例3議席目に食い込み、県内で唯一の維新の衆院議員となった。