東海愛知新聞バックナンバー

 12月17日【月】

膵臓(すいぞう)に負担のない生活を

岡崎やはぎかんで糖尿病予防講座
市民病院医師らが講話

岡崎市西部地域交流センター(やはぎかん)で16日、糖尿病予防講座が開かれ、約100人が参加した。

糖尿病は、血液に含まれる糖の濃度の高い状態が続く病気。岡崎市は県内でも血糖値が高い人が多い地域とされている。病気になる前にケアをして、健康な生活を送ってほしいと市民病院や市保健所などが主催した。

■引き起こしやすい合併症
■健康診断を受けましょう

市民病院の渡邉峰守内分泌・糖尿病内科部長が講話で「糖尿病は膵臓の疲弊によって発症する進行性の病気。いったんなってしまうと治らない。また、合併症も引き起こしやすいので膵臓に負担をかけない生活を送り、ちゃんと健康診断を受けましょう」と呼び掛けた。

このほか、臨床検査技師の講話や糖尿病に関するクイズ、無料血糖測定も行われた。

平成19年の調査では、国内の糖尿病患者は890万人。予備軍を含めると2210万人。多くは自覚症状がない。肥満や運動不足、喫煙などが発症の原因とされており、食事療法や運動療法などが治療法としてある。(竹内雅紀)