岡崎市藤川町の道の駅「藤川宿」があす9日、オープンする。県内15番目の駅で、国道1号沿いでは初めて。開駅式は午前10時15分から、一般利用は午後1時30分から。
内覧会が7日、行われた。岡崎パブリックサービス・JAあいち三河共同事業体が管理する地域振興施設は大きく分けて5つある。「岡崎のことが何でも分かる」と男女3人のコンシェルジュ(案内人)がおもてなしをする情報発信拠点「きらり岡崎コーナー」、地元産野菜などの直売施設、道の駅初出店のコンビニ「ミニストップ」、むらさき麦を使ったメニューが豊富な軽食コーナー、特産品の実演販売や即売が行えるイベントスペース。
きらりでは、観光名所やイベント、五万石藤や伊賀川堤の桜などの写真を展示。特産品は36事業者が伝統工芸品や食品などを展示。訪れた人が市内各地へ足を運ぶきっかけと位置付けている。ジャズピアノの演奏(不定期)、伝統工芸士らの実演、iPadを使った「観光アプリ」での紹介も。
産直では、野菜や近海の水産物、三河豚、ミネアサヒなどのコメを取りそろえる。軽食コーナーの「むらさき麦けんちん風うどん」(680円)は、もっちりとした食感が特徴。オープン記念で、16日まで500円。また、うるち米にむらさき麦を練り込んだ五平餅「開運 家康御幣」(250円)も16日まで200円。
駅スタッフは「地元の飲食店や小学校、大学、まちづくり協議会などと協力して準備してきた。物を売るだけでなく、地元や来駅者との交流の場としたい」と話している。
コンビニは24時間営業。それ以外は午前9時〜午後6時。駐車場は正面、第2合わせて195台。問い合わせは、同駅(66―6031)へ。