グレート家康公「葵」武将隊が17日午後4時から、岡崎城二の丸能楽堂で新曲を披露する。「民謡 五万石」をジャズバージョンにアレンジした曲で、その名も「五万石ジャズ」。岡崎の特徴でもあるジャズと武将隊を融合させた新しい企画に関係者らは期待を寄せている。(竹内雅紀)
新曲は武将隊が演武できるように制作されている。これまで激しい動きの踊りが多かったが、今回は曲調に合わせてゆったりとした動きが多い。前後左右、ターンのほか、ウエーブやボックスなどユニークな動きも取り入れコミカルな要素が加わっている。踊りは武将隊バージョンと観客も一緒に踊れる簡易バージョンの2通り。17日のステージでは、よさこいチーム「桜」のメンバーが交じって武将隊と一緒に簡易バージョンを披露する。
振り付けを担当した西川千雅さん(日本舞踊西川流)は「伝統的な民謡をジャズ風にして、葵武将隊が踊ることは岡崎にしかできないこと。多くの人に覚えてほしい」と話す。「桜」のリーダー・宇井さやかさん(30)は「よさこいにはない動きが多くて楽しい。目まぐるしく動きが変わって大変だが、何とか会場を盛り上げたい」と意気込んでいる。
イベントは「五万石JAZZ能楽堂〜みんなで葵武将隊と楽しもう!!」と命名され、現在岡崎市内で開催中の「岡崎アート&ジャズ2012」の一環として開かれる。「民謡 五万石」やJAZZ演奏の後に、五万石JAZZが披露される。
入場無料。雨天時は岡崎公園内の巽閣で。