岡崎市茅原沢町、ちせいの里の「蛍流の森」で、森の環境保全活動に取り組んでいる「ロックエンゼルの会」の会員が7日、フジバカマの花にアサギマダラがとまっているのを見つけた。アサギマダラは、名前の由来とされるあさぎ色の羽と、1年のうちに本土と南西諸島の間を往復するなど、長距離を移動するのが特徴。フジバカマは多年草で、秋の七草の1つ。今年4月、会員が同市千万町町から移植した。
10日も、森から4羽のアサギマダラが蜜(みつ)を求めてやってきた。ふわふわと舞う姿を見ようと、朝から近所の人たちが足を運んだ。
最初にアサギマダラを見たという同会の松原晄三さん(78)は「近くフジバカマを日当たりの良い場所に移します。来年の今ごろには、大きくなった花の蜜を求めて、もっと多くのアサギマダラが来ると思います。今から楽しみですね」。松原さんによると、今月末まで見ることができるという。