東海愛知新聞バックナンバー

 10月4日【木】

ミャンマーに子ども図書館など建設

岡崎 市民プロジェクト発足

ミャンマーの子どもたちへ学校建設などの支援を続けている岡崎市矢作町の元校長、松井幸彦さん(69)を中心に、ミャンマー・ヤンゴン市にこども図書館と国際会議場を造るプロジェクトが発足。このほど第2回建設運営委員会が開かれ建設プランなどが示された。(岩月健)

活動の核、松井さん「支援の集大成に」

松井さんは昭和50(1975)年から2年間、当時ラングーンと呼ばれたヤンゴンの日本人学校に勤務。帰国後は同国との交流・支援に努め、学校建設や文房具の寄贈などを行った。最近では、自治体からお役御免になった消防車19台を贈り感謝されている。

今回の計画は、昨年暮れに同国を訪問した際、在任中から親交のあった元駐日大使で現ヤンゴン市長のラーミィンさんとの会談で松井さんが提案。ラーミィン市長の賛同を得て一歩を踏み出した。

同委員会(鈴木裕之会長)の顧問には、自民党総裁夫人安倍昭恵さん、京ケ峰岡田病院の岡田庸男院長、元愛知教育大学学長の仲井豊さんが就任。これまで松井さんに協力してきた人たち19人が委員を引き受けた。

第2回委員会には安倍さんと仲井さんも出席。建設のコンセプトが示され、今後の活動について話し合いがもたれた。

松井さんは「たいへん大きなプロジェクトですが、私のミャンマー支援の集大成としてやり遂げ、ラーミィン市長の期待に応えたい」と意欲満々だ。