がん患者と家族や支援者らが、交代で24時間歩き続けるチャリティーイベント「リレー・フォー・ライフ2012in岡崎」が29日午前11時から、岡崎市羽根町の暮らしの杜で始まる。岡崎での開催は今年で3年目。実行委員会は「歩いて話すことで出会いや絆を深めてほしい」と期待を込めている。(竹内雅紀)
当日は事前申し込みのあった38チーム1066人が参加予定。そのうち、サバイバーと呼ばれるがん患者や闘病者、克服した人は55人。実行委員会では当日も参加を受け付ける。
200メートルのトラックを周回する24時間ウオークは正午からスタート。最初と最後の1周は、サバイバーだけが歩く「サバイバー・ラップ」。午後6時からはルミナリエと呼ばれるキャンドルを灯して、がんで亡くなった人や闘病する人に祈りをささげる。
敷地内の特設ステージでは、グレート家康公「葵」武将隊をはじめ10団体がパフォーマンスを繰り広げる。また、会場周辺の企業や高校生など約60人が運営をサポートする。
自らも血液のがんを患い、現在は経過観察中の佐々木清光実行委員長(51)は「単なる寄付のイベントではない。参加することで友達になり、参加者同士が歩きながら良好な関係を築くことに意味がある。多くの方に参加、見学してもらいたい」と話している。
参加費1,000円。サバイバーと18歳以下は無料。ルミナリエは1セット500円。収益金は日米の対がん協会に寄付される。