岡崎市美術博物館できょう7日、企画展「徳川四天王本多忠勝と子孫たち〜岡崎藩主への軌跡」が始まる。忠勝を家祖とし、江戸時代後期に岡崎藩主を務めた本多家。旧本多忠次邸開館を記念して開かれる。8月19日まで。(竹内雅紀)
譜代大名として江戸時代約260年を生き抜いた歴代当主の甲冑や名宝、旧本多忠次邸の資料など計約200点を展示する。
本多家の礎を築いた忠勝が着用していたとされる国の重要文化財「黒糸威胴丸具足(くろいとおどしどうまるぐそく)」や画像、関ヶ原や長篠の合戦図屏風などを見ることで、戦国最強の武将として知られた忠勝の足跡をたどることができる。また、上総大多喜から三河岡崎まで10回の転封を重ねた本多家の軌跡や岡崎藩主となってからの約100年間の功績を紹介する。さらに、旧本多忠次邸の設計図面や家具・調度品のデザイン画、直筆メモなど約60点が公開される。
午前10時〜午後5時。月曜日休館。一般1,000円、小中学生500円(岡崎市内の小中学生は無料)。期間中は、関連イベントとして、講演会や講座、学芸員による展示説明会、ワークショップがある。また、グレート家康公「葵」武将隊が7月25日と8月9日に演武を披露する。問い合わせは、同館(28―5000)へ。