式辞で、柴田紘一市長は「市政の順調な発展は、ひとえに先人のたゆまぬ努力と市議会をはじめ、市民や各界の皆様方の理解、協力があってこそなしえた。心より感謝申し上げます」と礼を述べた。
これまでの3期12年を振り返り、「市民主導型市政の実現を進めてきた中で、防災対策や安全安心の確保にはとりわけ力を注いできた。東日本大震災の被災地に赴き、その惨状に言葉を失ったことは記憶に新しい。現在、地震防災対策計画の見直しを進めているが、市民1人1人の自助や共助が減災への最大の力となる」と強調した。
また、今年完成したホタル学校や就労サポートセンター、6日に開館する旧本多忠次邸、年内オープン予定の道の駅などを紹介。最後に「残された任期(3カ月余)も力の限り市政発展のために尽くしたい」と締めくくった。
岡崎市は大正5(1916)年7月1日に県内3番目、全国67番目に市制を施行。この日は、39人目の名誉市民に選ばれた元法相の杉浦正健さん(77)を顕彰したほか、緑丘小児童が誓いの言葉を述べ、六ツ美北中合唱部が歌声を披露した。