東海愛知新聞バックナンバー

 7月1日【日】

■男性にも子育てノウハウ

岡崎ネットワーカーの会
講座で体験や課題話し合う

岡崎子育てネットワーカーの会(鈴木ひろみ会長)は30日、岡崎市福祉会館で子育てボランティア養成講座「とんとん」を開いた。子育てに興味を持つ男女や西三河の子育てネットワーカーら約50人が集まった。うち3分の1が男性だった。(横田沙貴)

地域での子育てなどにノウハウを活用してもらえたらと、初めて同会が主催した。同講座は7月28日までに計5回行われる。

初めに「こんにちは赤ちゃん事業」元訪問員の中村幸子さんが講演。同市の保育士だった経験を含め、子どもとの触れ合いでの喜びと子育ての苦労話や現状での問題点などを提示。その上で3種類の子育て支援「公的支援、母子相互支援、地域支援」のあり方について話した。

次に、同会の子育てネットワーカーの菅原恵子さんによるワークショップが開かれた。参加者は学区ごとに5つのグループに分かれ、今後も地域で協力や連携を取りやすいようにニックネームで呼び合い親睦を深めた。

参加者は「子育て」をテーマに真剣な表情で話し合いながら、子育てや孫育ての体験談、自身の子育て論などをまとめた。

孫を持つ参加者は「昔は、子育ては女がするものだと教えられたよね」と話し、「子育ては母親任せだった」「(子育てをしている時は)必死だった」「子どもに育てられた」と振り返っていた。

中には、孫の1歳の誕生日に「家族を守り抜いた1年、おめでとう」と、娘婿に声を掛けたという人もいた。

同会は2回目以降の講座参加者を募集している。鈴木会長は「男性も女性も一緒になっての子育てを勧めたい。あなたも『イクメン』『イクジイ』になりましょう」と呼び掛けている。次回は7月14日。問い合わせは菅原さん(22―5485)へ。