岡崎市康生通東1の化粧品販売業「みどりや」本店で1日、創業90周年の特別イベントが開かれる。今年で103歳を迎える元番頭の大屋せつさんが1日店長を務めるほか、1階と2階を結ぶ滑り台がこの日限定で復活。同社の松井洋一郎専務(43)は「感謝の気持ちを込めてイベントを行います。昔の康生を思い出してほしい」と来店を呼び掛けている。
同社の創業は大正11(1922)年7月1日。もともとは玩具店として開業した。大屋さんは約70年間勤めた名物番頭。当日は午後1〜3時の2時間限定で「店長」を務める。
滑り台は、店舗の1階と2階を結ぶ階段脇に45年ほど前に作られた。約15年間、親たちと一緒に康生へ買い物に来た子どもたちにとってのよき遊び場だったが、約30年前に閉鎖された。大屋さんが店長を務める時間帯に開放される。
また、店舗2階には昭和初期の康生地区の様子を撮影した写真が展示される。
問い合わせは、本店(21―0985)へ。(竹内雅紀)