岡崎市議会は20日、議会運営委員会理事会を開き、最大会派自民清風会から提出された議員定数を現行の40から37に削減する条例改正案について協議した。出席者の全会一致は得られなかったが、自民清風会と第2会派のゆうあい21の4議員が6月定例会最終日の26日に、連名で定数を削減する改正案を提出することが固まった。改正案は賛成多数で可決される公算が濃厚で、10月21日投開票の市議選から適用される。
地方自治法では、議会定数の12分の1以上(岡崎の場合は4人以上)の賛成者がいれば議案の提出は可能。この日の議運理事会では、自民清風会、ゆうあい21、公明、日本一愛知の会岡崎が「3減」案に賛成。自民絆の会が「議員定数削減だけではなく、歳費(報酬)削減も同時に考えるべきだ」として回答を保留、全会一致とはならなかった。
最終日に提出される改正案の理由は「議会改革を推進するために定数の見直しが必要」とし、定数37に関しては「人口1万人につき議員1人が目安」との考えから。将来の人口変動によって議員定数も変動する含みを残している。4月1日現在の同市の人口は37万8,217人。
市議会の定数は、昭和63(1988)年10月に44から42、平成12年10月に40へ改定された。18年の旧額田町との合併で在任特例が適用され一時的に議員数が6人増えたが、20年10月の選挙で特例が解除されて40人に戻った。(竹内雅紀)