岡崎市内の地域交流センターを管理するNPO法人岡崎まち育てセンター・りたが、今年度創設された、まちづくり法人国土交通大臣賞を受賞した。今井敏眞理事長(70)は「これまでの活動が評価されたことは大変うれしい。今後の励みになる」と喜んでいる。(竹内雅紀)
りたは、平成18年6月に設立。現在は、北部、南部、西部の3地域交流センターの指定管理者であるほか、藤川町や松本町での古民家や空き家の再生プロジェクトなど、主にまちづくりに携わる人のサポート役を担っている。8月25日に開館する東部地域交流センター(むらさきかん)の指定管理者にも決定している。また、平成20年に開館した図書館交流プラザ(りぶら)には設計段階からかかわっていた。
今回は、全国から24団体が応募。まちの活性化・魅力創出、まちの安全・快適化、まちづくりの担い手サポートの3部門があり、りたは市民団体やNPOとの連携や協働を支援していることなどが評価されて、まちづくりの担い手サポート部門で大臣賞を受賞した。
天野裕事務局長(36)は「りたらしい活動が認められて良かった。同時に岡崎のまちづくりが評価されたと言っても過言ではない。行政ばかりに頼らず自分たちでまちを良くしようという人が増えてきた。岡崎がもっと面白く、良くなるように頑張りたい」と話した。
今井理事長と天野事務局長は、19日に市役所を訪問、柴田紘一市長に受賞報告をした。柴田市長は「全国一は素晴らしい。今後の活躍を期待しています」とたたえた。