東海愛知新聞バックナンバー

 5月2日【水】

■再発防止へ一丸

岡崎・鉢地町で緊急キャンペーン
児童2人はねられた現場

岡崎市鉢地町の国道473号交差点の横断歩道で、登校中の本宿小学校の児童2人が軽四ワゴン車にはねられた現場で1日朝、岡崎署は同様の交通事故再発を防ぐため、緊急交通安全キャンペーンを行った。(横田沙貴)

事故があったのは、4月27日午前7時15分ごろ。現場の道路は本宿小の通学班2班が通学路にしている。信号はなく、通勤で利用するドライバーも多いという。

キャンペーンには同署員のほか、市安全安心課職員や本宿小の白井直美校長ら職員、同学区交通指導員ら約20人が参加した。

同署の金子幸弘交通課長が、指で示しながら横断歩道の渡り方を指導。児童は慎重に左右を確認してから、手を挙げて渡った。

■本宿駅前でも交通安全訴え

また、通学班を見送った後は名鉄本宿駅に移動。利用客に啓発品を配りながら、事故の再発防止を訴えた。

金子課長は「横断歩道の前でも、車が必ず止まるとは限りません。信号のない横断歩道を渡るときは、車が止まったのを確認してから左右を確認し、横断を。また、車を運転するときには前をよく見て、集中して運転するよう心掛けてください。通学中の子どもらが被害に遭う交通事故が京都、千葉、愛知で連続して発生しています。より十分な安全確認をお願いします」と注意を呼び掛けた。

事故が起こった交差点は道路標識がかすれており、近く修復する。また同校は近隣住民、PTAと連携し、通学時の付き添いや声掛け、通学路の見直しなど事故の再発防止に努めるとしている。