東海愛知新聞バックナンバー

 4月26日【木】

■「葵」武将隊 1周年じゃ

30日 家康館前でイベント

岡崎の観光武将隊として、昨年4月に発足したグレート家康公「葵」武将隊の出陣1周年記念イベント「グレートまつり」が30日、活動拠点の岡崎公園で行われる。新しい演武や寸劇が披露されるほか、限定の食事やグッズも販売される。

当日は、園内の三河武士のやかた家康館前で、午前11時からと午後2時からパフォーマンスがある。新演武の「元和堰武」(げんなえんぶ)は、振り付けや楽曲などすべて武将隊が考案したもので、今回が初披露となる。元和堰武は、大坂夏の陣で江戸幕府が豊臣家を滅ぼし、天下平定した際に、元号を慶長から元和に改めたことを指す。

また、脚本と演出を武将隊自身が手掛ける寸劇の6作目「家康暗殺」も初めて披露。自己紹介の口上やトークタイム、堪忍をどり、写真撮影会などもある。

園内の観光売店では、焼き味噌とおにぎり2個のセットで250円。限定100セット。この日限定デザインのトートバッグも50個販売する。ポストカードは10枚入り1セット500円。問い合わせは、岡崎パブリックサービス(24―2204)へ。

武将隊結成後、岡崎公園内の来場者が増え、観光売店の売り上げも約3割増えるなど、一定の効果があるとみられる。昨年度は国の緊急雇用創出事業だったが、今年度は市が独自に予算化(約5,000万円)し、実行委員会形式で運営している。メンバー9人に変動はない。(竹内雅紀)