岡崎石工団地協同組合(磯貝和汪理事長)が主催する石の掘り出し市「第15回団吉くんまつり」が21日、岡崎市上佐々木町の石工団地内で始まった。多くの人が訪れ、買い物をしたりイベントに参加したりして、にぎわった。(横田沙貴)
岡崎の伝統的地場産業をPRするイベントで、同組合に所属する60社が参加。灯籠や墓石、インテリア石彫製品などを特別価格で販売しているほか、東北地方の銘石で作られた製品を販売し、東日本大震災の復興支援を行う店もあった。
今年は同組合青年経営者協議会の発足40周年を記念して、同組合事務所の南側に制作した、同団地のマスコットキャラクター「団吉くん」の顔をかたどった巨大モニュメントがお披露目され、注目を集めた。
岡崎産の御影石を使い、高さが約2メートル、幅が約3メートル、奥行きは約1メートル。顔の後ろに石段があり、子どもたちは頭頂部の展望台に登っていた。
アクセサリー作りや団吉くん双六(すごろく)、サンドブラスト体験などが人気で、人垣ができた。恒例の巨石曳(ひ)きも行われ、約30人の子どもたちが力を合わせ、約2トンの巨石を動かした。
団吉くんまつりは、きょう22日まで。巨石曳きや巨石割りなどがあるほか、午後1時から餅つきが行われる。雨天決行。