岡崎市役所東庁舎に18日、「絆 がんばろう! 日本」と書かれた全長4メートルの吹き流しが設置された。
東日本大震災の被災地にこいのぼりを寄贈して復興支援している老舗こいのぼりメーカー「ワタナベ鯉のぼり」(本社岡崎市唐沢町、渡辺要市社長)が16日に市へ寄贈。ポリエステル製の吹き流しの表裏両面に「がんばろう! 日本」のメッセージが書かれており、「絆」の文字は日の丸に入っている。
設置場所は東庁舎正面入り口左の吹き抜け部分で、吹き抜けに面したエレベーターに乗ると1階から2階に上がる時によく見える。日本鯉のぼり協会の会長も務める渡辺社長は「来庁者の目につく場所に設置していただいたのはありがたい。皆さんが同じ気持ちになり、絆が深まれば」と話している。吹き流しは当分の間、掲揚される。
また、市では部課長会で全長1.5メートルの同種類の吹き流しを8本購入。購入額4万円の10%が被災地の義援金となる。18日に西庁舎と7支所に設置された。
同社は岡崎商工会議所にも全長4メートルの吹き流しを寄贈。正面玄関前の掲揚塔に設置されている。(竹内雅紀)