岡崎市内の47小学校で19日、卒業式が行われた。卒業生は、3757人(男子1942人、女子1815人)。卒業後は、ほとんどの児童が学区内の19公立中学校へ進学する。(岩月健)
連尺小学校では、3月末で退職する鈴木純子校長が、式辞で金子みすずの詩「星とたんぽぽ」を引用して感謝と努力の大切さをはなむけの言葉とした。
福島県いわき市から母、兄とともに避難してきた小松薫君も卒業。4月から学区の城北中学校に進学するため、母親の実家で避難生活を続ける。
卒業式を終えた薫君は、教室で担任の高須佳子教諭から最後の話を聞いたあと、級友たちと元気に校門をあとにした。
薫君は「ぼくはたいへん恵まれた1年を送ることができ感謝しています。いわきの友達にはこれからも頑張ってほしいと思います。中学へ行ったら勉強に力を入れたいです」と話した。
羽根小学校でも岩手県山田町から一家3人で避難してきた阿部真君が卒業した。