平成25年10月稼働予定の岡崎市民病院新棟の建設工事安全祈願祭が8日、建設予定地の同病院敷地内で行われた。祈願祭には関係者約60人が参加し、工事の無事を願った。(竹内雅紀)
神事の後、柴田紘一市長は「昨年の東日本大震災では、命と絆の大切さを知らされた。市民の命を守る使命がある立場としては、東海・東南海地震がいつ起きるか心配だ。市民病院は市民の命を守る砦(とりで)。新棟が無事に来年10月にスタートできることを期待している」とあいさつした。
新棟は、慢性的な病床不足解消や外来診療の強化を目的に現在の職員駐車場に建設。鉄骨鉄筋コンクート造り地上3階、地下3階の6階建て、延べ床面積1万1,053平方メートル。病床を50床増やし、3種類の放射線治療機器を導入する。
建設費は32億2,665万円で、25年7月に完成予定。施工業者はフジタ・小原特定建設工事共同企業体と川北電気工業、ダイダン・武田特定建設工事共同企業体。