11日に岡崎市滝町の天台宗滝山寺で行われる県の無形民俗文化財「滝山寺鬼まつり」の冠面者3人が3日、発表された。
祖父面は会社役員鷲見滋彦さん(59)、祖母面は無職宇野秀夫さん(80)、孫面は常磐小学校4年小林礼君(10)で、いずれも滝町在住。
鬼まつりでは、祖父面、祖母面、孫面の3人の鬼が国の重要文化財に指定されている同寺本堂に登場。長さ2.5メートルのたいまつを持った若者が三鬼を追い回すため、建物全体が火に包まれるように見える祭りとして親しまれている。
三鬼が追い回される火まつりは午後7時45分ごろから。同1時からは寺宝展が開かれ、大たいまつ・12人衆行列や仏前法要、長刀御礼振り、豆まき、田遊祭もある。また、鎌倉時代から伝わる精進料理が4,000円で味わえる。予約が必要で、申し込みは電話(46―2296)で。