東海愛知新聞バックナンバー

 1月21日【土】
交通事故犠牲者 今年すでに2人

■抑止へ緊急パトロール 広報活動を実施

岡崎署管内(岡崎市、幸田町)では今年に入り、19日現在で交通事故の犠牲者が2人。この事態に同署は20日早朝、交通死亡事故抑止部隊の緊急出発式を同署の駐車場で行い、交通事故を抑止するために管内のパトロールに出発した。(横田沙貴)

出発式は小雨の降る中で行われ、パトカー9台と青色回転灯パトロール車2台が集結。柴田紘一岡崎市長、大須賀一誠幸田町長、県交通安全協会岡崎支部の細川道治支部長、岡崎地区安全運転管理連絡協議会の服部良男会長らと、署員ら約40人が参加した。

川合髑P署長は「交通事故の犠牲者を1人でも少なくするには、当然ながら事故を少なくすることが必要です。管内を通行する皆さんが悲しい犠牲者にならないように、しっかりとパトロールと広報活動を実施してほしい」と訓示した。

■市民に見える方法で周知を

柴田市長は「市民へ目に見える交通安全の周知をしていただきたい」と部隊を激励した。

出発式の後、川合署長らに見送られ、パトカーと青パトが巡回に出発。またこの日は「交通事故ゼロの日」で、管内の交差点に署員が立ち、街頭監視が行われた。

愛知県内の交通事故死者数は19日現在で4人。岡崎署管内では、13日に洞町で76歳の女性が、15日に大西町の県道岡崎環状線の乙川大橋付近で38歳の男性が死亡する事故が発生している。

昨年、一昨年の1月には死亡事故が各4件発生していることから、同署は今年の元日からパトロールを行うなど、交通事故防止に力を注いでいる。


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