「グレート家康公『葵』武将隊」と、岡崎市とゆかりのまち提携を結ぶ岐阜県関ケ原町の「関ケ原東西武将隊」が共演するイベント「疾風怒濤(どとう)の2日間」が10日、岡崎公園で行われた。両武将隊のパフォーマンスや演武が集まった人たちを沸かせた。きょう11日は会場を関ケ原町に移して共演する。(横田沙貴)
関ケ原東西武将隊は、今年8月に結成、今月28日まで期間限定で活動する。東軍の徳川家康、本多忠勝、井伊直政と、西軍の石田三成、島左近、大谷吉継の6人。東西武将隊の家康と忠勝の来岡は2度目だが、葵武将隊と東西武将隊そろっての共演は初めて。
三河武士のやかた家康館前には、市内外から約300人が詰め掛けた。歴史好きの「歴女」や、両武将隊の女性ファンも駆け付け、3時間以上前から席取りをする人もいた。両武将隊が登場し、名乗りを上げると、大きな声援が上がった。
この日は家康の顔を描き比べ、叩いてかぶってじゃんけんポンなどのミニゲームで“一騎討ち”。本多忠勝同士、井伊直政同士の対決に、会場が盛り上がった。
最後に両武将隊と会場の人たちで「堪忍をどり」を踊り、全員で「エイエイオー」の勝ちどきを上げた。
東西武将隊の女性ファンたちは「(「葵」武将隊は)初めて見たけど面白かった」「旗を使ったパフォーマンスがすごかった」などと感想を話した。
「葵」武将隊の家康公は「武将隊の共演はなかなかできない経験で、刺激を受けました。見習うべきところは見習い、精進したい」、東西武将隊の家康公は「岡崎の家康公は貫禄がある。わしもグレートな姿になれますよう頑張ります」。