幸田町須美、国道23号岡崎バイパス沿いの道の駅「筆柿の里・幸田」で29日、来場者が100万人に達し、記念式典が催された。100万人目と前後各1人に記念品が贈られた。オープン以来、2年半で大台を突破した。(横田沙貴)
100万人目となったのは、西尾市亀沢町の中村国男さん(72)。妻の節子さん(65)と買い物で訪れていた。大須賀一誠町長から花束と地元で収穫されたコシヒカリ10キロ、ナシ5キロ、特産品の筆柿2キロがプレゼントされた。
中村さんは「筆柿とタケノコの旬の季節によく来ます。おいしい野菜が安く販売され、バリアフリーが行き届いているので利用しやすいのがいいですね」と施設の魅力を語り、「これを機にますます利用したいです」と話した。
また、刈谷市の菅野繁さん(75)が99万9,999人目、名古屋市の伊東かほりさん(32)が100万1人目になり、田堺兵治郎駅長(79)から、それぞれナシ5キロと筆柿2キロが贈られた。
田堺駅長は「最初は立ち寄ってもらえるか不安でしたが、100万人に利用され、うれしい限りです」と喜びを話した。
同道の駅は平成21年4月にオープン。特産品の筆柿をはじめ、農産物を取り扱う直売所や、筆柿を使ったメニューを提供するレストランが人気。オープンして半年後の同年12月には来場者が23万人に達し、記念イベントを開いている。