東海愛知新聞バックナンバー

 10月29日【土】

■夏の4カ月間 6施設で18%の節電

岡崎市 冬も引き続き対策実施

岡崎市は28日、6〜9月に実施した節電対策の結果を発表した。市役所本庁舎、図書館交流プラザ(りぶら)、シビックセンター中央総合公園体育館・武道館、美術博物館げんき館の主要6施設では、昨年同期比18.2%の削減に成功。削減量101万9,514キロワットは、電気料金に換算すると約1,019万円になる。(竹内雅紀)

市は6月1日から節電対策指針に基づいて節電を実施。冷房28℃の徹底や使用時間の短縮、エレベーターの使用制限、照明の間引きなどを行った。施設別の削減率は、市役所本庁舎21.2%、りぶら22.5%、シビックセンター9.4%、中総体育館・武道館16.9%、美博14.8%、げんき館13.4%だった。節電量は、約800世帯分の使用量に相当する。金額は1キロワット当たり約10円で換算。

また、電力不足対策として、4月に本格稼働したごみ焼却施設「中央クリーンセンター」での2炉の運転日数を増加。7〜9月に18日増やして計54日にしたことで、中部電力への売電量は3カ月で740万4,880キロワットに達した。金額に換算すると約6,700万円分になるという。売電量は約7,700世帯分の電気使用量に相当する。

環境総務課では「想定していたより削減幅が大きかった」と節電の取り組みに一定の評価をしている。今後は冬も電力不足が懸念されることから、暖房の設定温度を昨年より1℃低い19℃、空調の運転時間を15分短縮して午前8時30分〜午後4時30分、照明の間引きの継続などで対応するとしている。


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