岡崎石製品協同組合連合会(磯貝和汪会長)主催の「岡崎ストーンフェア」が10月22、23の両日、岡崎市内中心部を流れる乙川河川敷で開かれる。20回の節目となる石の祭典には、東日本大震災の被災県産の石を使った十三重の塔が登場する。(竹内雅紀)
今年のテーマは「つくる」。石の日本三大産地の1つといわれる岡崎は、採石だけでなく加工技術にも優れている。他地域で採れた石を岡崎の職人が加工して披露することで岡崎の実力を示す。
殿橋〜潜水橋間の会場の中心には、秋田、宮城、福島、茨城、神奈川、岐阜、愛知、岡山、香川、愛媛、佐賀の11県から16種類の石を集めてつくった高さ約4メートルの「列島十三重の塔」を展示する。
また、宮城県産の磐梯御影石、伊達冠、福島県産のはなつか御影石、大倉みかげ石などを使ったインテリア小物「復興の碑」を20〜25点展示。ストーンフェア後には、福島県石材事業協同組合に寄贈する。
会場内には石材業者約80社が約2000点の石製品を並べ、岡崎で加工した石には「岡崎製造証明書」が発行される。21日夕方には石材グランプリ岡崎の表彰式があり、23日午後1時からはグレート家康公「葵」武将隊が会場内を練り歩く。
午前9時〜午後5時。雨天決行。問い合わせは同実行委員会(22―0455)へ。