岡崎をこよなく愛し、まちのために活動する女子中高生7人組の学園系アイドルユニット「さくらＨＲ(ホームルーム)」が25日、岡崎青年会議所主催の野外イベント「GO!　おかざきジャンボリー〜徳川っしょい♪♪2011」で本格デビュー。国民的アイドルAKB48とは違い、まちの活性化をお手伝いする「まちドル」に注目だ。（竹内雅紀）

さくらＨＲは岡崎市の市制記念日の7月1日に結成された。メンバーは、ひろみ（１７）、あやか（１７）、りえ（１７）、ななか（１６）、えりか（１５）、ゆみ（１４）、さき（１３）。全員が岡崎市内に住む。

昨年、岡崎青年会議所が結成したボランティアアイドル「OKA28」のパフォーマンスチームで、週に1回以上のダンスレッスンやボーカル練習をしている。名称は、岡崎を連想させる「さくら」と学園をイメージさせる「ホームルーム」を組み合わせた。

ユニットのコンセプトは、岡崎・幸田が誇る地域資源や産業とコラボレーションして、岡崎・幸田の魅力をＰＲすること。商店街や地域団体とも連携して、まちを盛り上げようとする新しい形のアイドルだ。

結成後、岡崎観光夏まつりや千万町の夏祭り、こうた夏まつり、籠田公園の芝生植え、にっぽんど真ん中祭り、全国竹水鉄砲合戦、KURAGARI SOUND FES 2011など、市内外のステージイベントやまちづくり事業に参加。

7人を我が子のように見守る“学園長”の和泉秀明さん（４６）は「まちの人たちにかわいがってもらい、一緒になって岡崎・幸田の魅力を発信できれば」と話す。オリジナルＣＤの発売を視野に入れているが、当面は既存の曲に振りを付けて披露。25日以降も名古屋市や新城市でのステージが控えている。

広報担当のえりかは「念願の本格デビューです。まちの人たちとのコミュニケーションをモットーに積極的に活動していきますので、応援してください」と呼び掛けている。

出演依頼や問い合わせは、ホームページ（http://sakura-hr.jimdo.com/）から。

イベントは、「岡崎　家康公検定」の開催記念として岡崎商工会議所隣の奈良井公園で開かれる。当日はグレート家康公「葵」武将隊、和太鼓零、コウタレンジャーも登場。八丁味噌（みそ）や筆柿、御影石など岡崎・幸田の魅力を集めたブースが30店以上並ぶ。午前10時30分〜午後4時。