東海愛知新聞バックナンバー

 9月15日【木】

■16日から恒例フリマ

岡崎・乙川堤三橋さん宅

岡崎市東明大寺町の三橋美千子さん宅のガレージで16日、フリーマーケットが始まる。三橋さん宅北の乙川堤にヒガンバナが咲く時期の恒例イベント。収益は、ヒガンバナの球根の購入費などに充てる。今回は全国から提供の品が集まった。(大津一夫)

集まった品は、食器やタオル、石けんなどの日用品が中心。中には、テレビボードや豪華な花瓶などもある。三橋さんとボランティアの女性たちが「これは、いくらにしようか」と値札付けに追われている。

三橋さんがフリーマーケットを始めたのは3年前。家に不用品が増え、「身軽になろう」と考えたのがきっかけ。乙川堤に植えられた葵桜の会の代表でもある三橋さんは翌年、葵桜と同じ竹橋下流の堤防にヒガンバナを植えることを思い付き、地元の人たちと「カミナリの会」を組織。毎年初夏に球根を植え、これまでに堤防の約600メートル区間に10万球を根付かせた。

■不用品が全国から届く

花の季節に合わせて春と秋の年2回の開催でフリマの品数が少なくなっていたところ、新聞で三橋さんの試みが紹介され、不用品を提供する人が全国規模に拡大。段ボール箱などで届けられた品はガレージだけでなく部屋の中にもあふれ、「始めた当初より多くなってしまった」という。

■ヒガンバナ見物と買い物に多くの人

例年、9月20日ごろにはヒガンバナが咲き始める。三橋さんは「花と同時にフリーマーケットも楽しんで」と呼び掛けている。

フリーマーケットはヒガンバナの“花見”の直前に店開きし、見ごろには多くの人でにぎわう。時間は午前9時〜午後4時。


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