おかざき匠(たくみ)の会(三浦宏之代表幹事)の会員4人が9〜11日に東京・北青山の展示場で合同展示会「岡崎の響・灯・薫・彩」を開いた。昨年に続き2回目。伝統あるものづくりを首都圏でPRした。(竹内雅紀)
展示会に出展したのは和ろうそくの磯部ろうそく店、本気布(まじぎれ)のファナビス、お茶の宮ザキ園、和太鼓の三浦太鼓店。展示販売のほか、お茶の振る舞いやワークショップ、太鼓の製作実演を行った。
匠の会は今年3月に同会場で、県外展示会「江戸のふるさと岡崎展」を実施。首都圏での販路拡大、商品PRをした実績を持つ。
三浦さんは「地元でも展示会には出たことがなかったが、昨年の四人展をきっかけに関東地区からも注文が来るようになった。伝統の技のPRはもちろん、実物に触れてもらったり、生の声を拾ったりするにはいい機会」と話し、来年以降も出展する意向を示している。
東京での展示会に3回出展したことで認知度は上がったが、三浦さんは「まだ不足がち」と広報手法を課題に上げる。「生き残るためには何かしらチャレンジをしなければいけない。県外での展示会出展は自分たちの思いを伝える方法の1つ」と関西圏への出展なども視野に入れている。