岡崎市少年少女発明クラブと岡崎商工会議所主催の「第29回岡崎創意くふう展」が10日、同商議所で開かれた。小中学生から出品された33点を展示。審査の結果、10点の入賞が決まった。今年は防災、節電などをテーマにした作品が目立った。(大津一夫)
市長賞に選ばれた上地小学校6年・中西駿君の「手動発電機」は、ひもを引いてモーターを動かすとLEDの電球が点灯。脇に取り付けたCDが回ってひもを巻き取り、さらにひもを引くと今度はモーターが逆回転して、電流の流れが逆になることがLEDの点灯で分かる仕組み。
中西君は、「モーターに力を伝えるギアの取り付けが難しかった」と話した。
このほかペットボトルを使った羽根が回転することで発電する「風力発電実験機」や、木の箱を組み合わせた「エコな手動送風機」などもあった。
審査で選ばれた市長賞など10点は、10月29、30の両日、名古屋市内で開かれる「あいち少年少女創意くふう展」に出品される。
表彰式で市少年少女発明クラブの浅井貞男会長は、「創意くふう展は将来を担う人材の育成が目的です。ものづくりは楽しいということを友だちに伝えて、来年も頑張ってください」と訴えた。
中西君を除く入賞は次の皆さん。