幸田町荻谷小学校で8日、恒例の芝生アートが完成した。町内で唯一の全面芝生の運動場を生かしたもので、今年で16回目。緑化委員を中心に全校児童516人が協力して芝刈りや補修を行って整えた。
今年のテーマは「元気・笑顔・がんばれ日本!」。当初は、「元気・笑顔・友達いっぱい 荻谷小」だったが、東日本大震災の被災者に対して「一緒に頑張っていきましょう」との思いを込めて変更した。
縦約32メートル、横約25メートルの巨大な緑のキャンバスには、アニメ「ワンピース」の人気キャラクター「チョッパー」と同校のシンボルのヤマモモの木が描かれた。デザインは3年生の星野日和さん、6年生の池元晏澄さん、村上智哉君の合作。芝刈りは学年の垣根を越えた縦割り班「みどりのチーム」が行った。
デザイン担当の3人は「芝生の上にきれいな絵ができてうれしい」「下級生と楽しく作業ができた」「少しでも早く被災地が復旧してほしい」と話した。(竹内雅紀)