東海愛知新聞バックナンバー

 9月8日【木】

■ソフト組込み競技 「ものづくり」でV3

岡崎工高の4生徒 ロボット操作し課題に挑戦

県立岡崎工業高校情報技術科の2年植西玄樹君(16)と小笠原拓巳君(17)、3年の喜多川義史君(17)と高木康貴君(18)の2チームが、このほど神戸市内で開かれた第6回若年者ものづくり競技大会の「ロボットソフト組込み競技職種」でそれぞれ優勝と準優勝を果たした。同校は同競技種目で、3年連続で優勝している。(横田沙貴)

同競技職種は2人1組で、全国から9チームが出場。直径約40センチで、ウェブカメラやGPS、距離センサーなどを追加できる三輪のモバイルロボット「ロボティーノ」を動かすプログラムを1時間で作り、その場で発表される課題に挑戦する。今大会では、1.8メートル×3.6メートルの競技場の中央からスタートし、障害物や進入禁止ゾーンを避けながら指定された場所を通過し、ゴールを目指した。

優勝した2年生の植西・小笠原チームは初出場。植西君は「1年の時に、先輩がロボティーノを楽しそうに動かす姿を見て、小笠原君を誘って一緒に競技を始めました。練習の時はプログラムを丁寧に作っていなかったので、優勝できるとは思っていませんでした」。小笠原君は「プログラムが案外早く組めたので、落ち着いて見直すことができました。来年も優勝目指して頑張ります」と来年への意欲を見せた。

3年生の喜多川・高木チームは、昨年に引き続き優勝を目指して大会の半年前から準備を進めてきた。喜多川君は「昨年まで担当だった栗田淳一先生が作った練習問題でプログラムの練習をしました。常に挑戦していくのは難しいけれど、競技を通して頑張ろうという気持ちが学べました」と話し、高木君は「昨年は思う通りに動かせ、結果はうれしかったけれどプログラムには納得いきませんでした。今年は優勝できなかったけれど、力をすべて出し切りました」と結果を振り返った。


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